八白土星

変化と打開を司る星、静けさの中に秘めた決意

八白土星が位置するのは、北と東の間、東北の方位。
これは冬の終わりから春の始まりにかけての変わり目を表し、一日で言えば「真夜中から明け方」にあたる時間帯です。

この時期・方位は、四季の土用(季節の変わり目)とも重なることから、八白土星は「変化」や「不安定さ」を象徴する星とされています。


人柄と特徴

八白土星を本命星に持つ人は…

  • 落ち着いていて冷静沈着な印象
  • 初志貫徹型で、頑固ながら芯が通っている
  • 他人の意見に流されにくく、自己判断力が強い

しかし、その一方で…

  • 飽きっぽく見える一面もあり、思い切った方向転換をすることがある
  • 周囲からは「掴みどころがない人」と思われることも

また、変化の星らしく、穏やかに見えて「ある瞬間の決断力」や「方向転換の大胆さ」が際立つこともあります。


土の星としての気質と金運

同じ土星である二黒土星が「平地」を示すのに対し、八白土星は「山・盛り上がった土」を象徴します。

ここから、「積み重ね・貯蓄・相続・不動産」といった意味を持ちます。

  • 先祖代々の事業や土地を引き継ぐことが多い
  • 自ら不動産を購入・運用することにも向いている
  • コツコツ型の努力家であり、地道な成功を積み上げる人

金運にも恵まれており…

  • 若年期よりも中年〜晩年にかけて金運が安定する
  • 貯金上手で、不動産投資や管理に向いている

打開の運と人生の展望

東北の方位は「陰から陽へと変わる場所」。
このため、八白土星は「打開・突破・救いの星」とも呼ばれます。

  • 苦境にあっても、最後には救いの手が差し伸べられる運命
  • 大きなトラブルも、最終的には自分の力で乗り越えていける
  • 周囲からの支援を得られる“得な星”でもあります

柔軟に変化を受け入れることができれば、晩年にはより大きな安定と繁栄を手にすることができるでしょう。