持って生まれた宿命と運命に対して、ある時点から大きく変わる人がいます。
私の占い鑑定では、ご相談者様の生年月日をもとにして宿命と運命を割り出していきますが、鑑定に来られた時点で、その運命からだいぶかけ離れた運勢を生きている人がいらっしゃいます。
- 身近にいる大切な人との別れがあった(死別)
- 大きな怪我、病気を経験し、乗り越えた経験
人は、人生において上記のような出来事を経験すると、運命の枝葉のようなものが少し変わっていくように思います。
そんな中でも興味深いことがあります。
宿命的に、病気や怪我の暗示がある命式であるにもかかわらず、ご本人に病歴についてお尋ねすると、「ない」もしくは「事故に遭ったことがあるが体にはほとんど怪我がなかった」など、「急死に一生」を得たというもの。
このようなお話を聞くと、直感的に「亡くなった方がこの世を去るときにこの方の病苦を持っていったんだな」と感じます。
また、別の例です。ある時期まであまり仕事運や金運がなかった人が、ある時期を境にガラリと変わり、仕事で活躍を始めると同時に金運が巡ってくる、ということも。
ご家族とのお別れを経験している、さらに看取りに際して数年に渡り心身を捧げてきた、というケースが見受けられます。
この場合も直感的に、「亡くなったご家族が、世話をしてもらった感謝の念を残している」と感じます。
亡くなっていく人は、旅立ちに際して、何かを置いていきます。それは当人同士にしかわからないことでしょう。しかも、生きている側の人にとっては、確信が持てないことでもあります。
ただ、目に見えなくとも、そのような出来事は起こっていると私は思います。
身近な人の死や自身の病苦など、運命を左右するような出来事は、人生において起こり得ることです。そして人はそのような出来事が、自分の身に起こってほしくない、「悪い」こと、と一括りにしているでしょう。
人生に起こることは、ほとんどすべてのことが不可避だったり、選択不能であることが多いのではないでしょうか。
ただ、そういった出来事を静かに受け入れ経験した人は、その後の人生が少し変わることがある、という、そんなお話です。
人生に起こった様々なこと、振り返って、話してみませんか。
死や病苦は、誰もが直面する可能性がありながら、いざ我が身に起こると、孤独な気持ちになる事が多いと感じます。
気持ちを吐き出し、出来事を徐々に客観的に見ることができるように、私がお手伝いします。