私が使用するオラクルカードの中で、「Unknown(未知)」というカードがあります。
このカードが出ると、何が未知なんだろう?と思います。
同時に、直感的にあれだ、と思うこともあれば、何も浮かばなくてしばらく考え込むこともあります。
「未知」という言葉を改めて考えてみました。
「未知」であることを人が察知すると、何が未知なんだろう?と瞬間的に思います。
未知である状態が人を不安にさせたり、未知の内容を知りたくてたまらなくなったり、あるいは、好奇心を掻き立てられたりするのだと思います。
つまり、「未知」である状態をなるべく早く脱したい、「未知」ではない状態に早く移行したいと思う心理が働くのではないでしょうか。
「未知と向き合う」、「未知が明らかになるのをゆっくり待つ」、ということは多くの人にとってもどかしさを感じさせたり、不安な心を募らせるものかもしれません。
もう一度考えてみます。
カードがあえて「Unknown(未知)」と伝えているのに、人はなぜその状態をしっかり受け止めようとしないのでしょう。
未知の状態をしばらく心に留めておくことは、ときに必要なことなのではないでしょうか。
「未知」であるとき、人は心配や不安、恐れを抱きます。
また同時に、謙虚にもなります。
自分の力、知識、常識などが及ばない範囲や領域において、コントロール不能な状態でいる時、人は謙虚にならざるを得ません。
このカードが出たら、「未知」の後に明らかになる「何か」を見極めるための頭(思考)、物事を視る眼、そして心(直感)を育てていく機会を与えられたということかもしれません。
「未知」とは、「謙虚さ」であること。
私自身も改めて「未知」とは、学ぶことができました。
