四柱推命では、占う人の生年月日時刻(年、月、日、時)の4つに対応する十干十二支(干支:えと)の組み合わせから、7つの星が導き出されます。(年、月、時 × 2つ、日 × 1つ = 7つ)
四柱推命では、陰陽五行に対応する10の星があります。(五行の 5 × 陰陽の 2 = 10)

上記のように各星の特徴があり、例えば「官星」が多い人は「地位」を重んじ「社会公共性の高い人」とまずは見ます。印象としては以下のような人が多いでしょう。
- 大企業や国家自治体など、社会的に安定した職場を選び、自分の役割をしっかり果たす人
- 実績を持って独立開業したり、またはその逆もあり、独立開業するために奮闘できる人
しかし、もちろんそれだけではありません。
自分の運勢を形作っている7つの星の関係性を見て行く必要があります。陰陽五行説の特徴の一つに「尅し、尅される」というものがあるからです。
- 木は土を尅す(土は木に尅される)
- 土は水を尅す(水は土に尅される)
- 水は火を尅す(火は水に尅される)
- 火は金を尅す(金は火に尅される)
- 金は木を尅す(木は金に尅される)

「尅す」とは、すなわち、倒す、上回る、といった意味です。
そのため、地位を示す「金」があっても、「火」も同時に持っていれば、倒されてしまうという解釈が生まれます。火は金を溶かしてしまうイメージです。そのため、「火」を尅す「水」の要素をぶつければ、「金」の運気の減少を防げるかもしれない、というように運勢を読み解いていきます。
自分の星に「水」があればそれを使います。なければ「水」が巡ってくる年月日を有効利用するわけです。
このようにして運勢を読み解いていくと、運気の使い方は非常に個人的なものだと思います。
自分に合う運勢の使い方は、7つの星の相関関係を観て、判断することができます。
ポイントは、
- 官星があっても食傷が同数あれば、社会的地位や公共心の本質が弱まります。
- 本来の官星の生真面目さが薄れ、程よい適当さが加わることも
- 極端な体制反対、過激な面が出ることも
- 官星を活かし強化するには、「火」を尅す「水」を使うか、「金」を助ける「土」を使うのです。
- 官星が弱い、または無いという人もいます。常識や社会性というもので心に鎧をかぶせることを良しとしない、心と行動を一致させたい人に多いかもしれません。良し悪しではありません。
「官星:偏官」を強く持つ人は、独立し起業家として活躍することが期待できます。社会貢献や義理人情に厚く、責任感のある頼りがいのある人です。
「官星:正官」を強く持つ人は、大企業で徐々に出世したり、国家公務員などで重要な地位に就くことが見込めるでしょう。真面目で常識的、感情や心の内をなかなか見せません。
自分の中にある星、ご先祖様や両親が与えてくれた生年月日時の干支や星、これらをしっかり見つめ、解釈していくことで、生きるヒントになる事がたくさんあります。
時丸ハル華の占い鑑定では、
- 社会性を見る「九星気学」
- 個人の内面を観る「四柱推命」
で、外と内、両面からのバランスを見て開運方法、時期、などをお伝えします。
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