言葉に頼り過ぎないこと

「言葉に囚われて前に進めなくなる」というご相談を受けることがあります。

人とのコミュニケーションにおいて、言葉が重要な役割を果たしていることは誰もが認識している明白な事です。

だから私たちは言葉を大切にし、その重要性を確かめながら目の前の人に対して、発します。

一方で、大きな意味でコミュニケーションを考えてみると、言葉の他にも手段、要素はたくさんあることに気付きます。

態度、表情、声の大きさ（小ささ）、声の抑揚、その場の雰囲気、空気、匂い、天気、気温、音、etc.

これらの要素が組み合わさって、目の前の相手との間に存在する空気の印象が伝わってきます。この空気の中にこれだけの要素が入っていることを、いちいち自覚することはないくらい、とても自然にその空気が作られています。

これを行っているのは、私たちの潜在意識なのではないか、と私は思います。

そして、この空気を通して、私たちの顕在意識に何か重要なことを伝えたがっていると、私は思います。

たとえば、目の前の人と話している時、言葉は丁寧だけど冷たい印象がする人だな、とか、話している時は楽しかったけれど、一人になったとたんに頭痛がし出した、とか。

逆もあるでしょう。言葉数は少なかったけど、あったかい雰囲気がする人だった、など。

そんな経験はありませんか。

感じ取ること

冒頭の「言葉に囚われて前に進めなくなる」。そんな時は、一旦言葉を忘れてみましょう。その後に残る要素すべてを考えて、感じてみてください。

その時どんな空気が流れていたか、自分の潜在意識に問いかけてみましょう。

潜在意識は目に見えない、意識して初めてその存在が出現するという、量子力学的な構造を持っているようです。

だから、常に私たちを支えてくれている潜在意識をもっと意識すれば、もっと私たちを支えてくれるはず。

潜在意識からのメッセージを受け取ったら、取るべき次の行動が見えてくると、私は思います。

ソード エース（正位置）：積極性、強いメッセージ性