私はその音楽を聴くともなく聴きながら、熱いコーヒーで冷えた身体を温め、プレーン・マフィンを小さくちぎって食べた。もちろんプレーン・マフィンにはプレーン・マフィンの良さがある。
引用元:「街とその不確かな壁」村上春樹
登場人物は、いつも食べるブルーベリー・マフィンがこの日は品切れで、プレーン・マフィンを選んだのでした。
私もいつもブルーベリー・マフィンを選んでしまいます。プレーン・マフィンの良さもわかってはいますが・・・
マフィンとコーヒーの組み合わせはグッドです。言うまでもないことですが。
文学作品ではその描写が、この先長く、手に取れる形で残るのがいいなと思います。
