#13 一白水星 × 癸
| 九星気学の本命星 | 一白水星 |
| 日干 | 癸(みずのと) |
| 日干支 | 癸酉、癸未、癸巳、癸卯、癸丑、癸亥 |
基本的な性格
一白水星と癸はどちらも水性で、陰性の水の重なりが特徴的です。性格や運勢にも水性の持つ性質が強く現れやすいといえるでしょう。
外見の雰囲気からは、一見弱々しく見えることもありますが、内には一本筋の通った強さを秘めた個性的な人物です。一白水星の柔軟さと癸(陰性の水)の繊細で内向的な性質が組み合わさることで、独特で深い世界観を持ち、周囲の人とは少し異なる視点から物事を捉えます。
ネガティブ思考になりやすい一面があり、物事の裏側や人の視線が向かない所に気付きを得る人でもあります。それゆえ、創造性や洞察力を深める源となり、一白水星の思慮深さが高まります。
精神的に内にこもる人も少なくありません。また、先祖との繋がりといった目に見えないものを強く意識することがあります。精神性がより深まると、無意識的に血縁の繋がりからくる、説明のつかない行動を取ってしまう事があり、神秘的な雰囲気を醸し出します。
日常的に自分の意志とは遠いところで何かを感じることがあれば、ご先祖様の存在に意識を向けてみましょう。その場合は、お墓参りに行ったり、心の中で対話してみて、自分がどのような気持ちになるかを感じてみてください。
基本的な運勢
一白水星 × 癸は、優しさと繊細さを持ち芯の強さを内に秘めた人。
癸は恵みの雨を示し、分け隔てなく人々や大地に雨を降らせます。癸の繊細さは、一白水星の流れるような柔らかさと調和し、周囲への影響力を秘めたカリスマ性として表れることがあります。人々はその独自の世界観や静かな存在感に惹かれ、無意識のうちに信頼や尊敬を寄せることが多いでしょう。
仕事面では、クリエイティブな分野や研究、企画、執筆など、自分の独自性を活かせる環境で力を発揮します。型にはまらない発想や独特の洞察力を求められる場面で、その能力が特に際立ちます。
知性や頭脳明晰さを活かして広く世界で活躍するでしょう。自分にしかできない仕事に誇りを持ち、静かに着実に実績を重ねていきます。几帳面さや責任感の強さを発揮する人もいるでしょう。
完璧主義を求めるところもあり、周囲の声に耳を貸さず自分の心に閉じこもって探求心を高めます。ただ、このような性質がゆえ、大きな仕事を成し遂げたり、未知の世界の解明に繋がるなどの目に見える成果を手にするでしょう。
プライベートでは、自分の内面世界を大切にしつつ、信頼できる人に囲まれた環境を手にすることで安心感を得られます。誰にでも心を開く人ではないので、一人でも多く自分の真の理解者を増やすことで、人生の幸福感に繋がります。
精神的な世界に興味を持つこともあります。特に、先祖との繋がりや霊的な物事には自然に親しみの情を抱いたりと、その境界線を自由に行きかう人も。慈悲深い性格も相まって、カウンセラーや占い師の道に進むこともあるかも知れません。
ただ、基本的にネガティブな思考をしがちなので、若年期は不安定さが際立ちます。自分自身の精神状態を客観的に観られるようになる人生中盤以降に、自然にその流れに入る方が良さそうです。
五行での関係性は水性同士の「比和」のため、自分の心の安定性は保たれるものの、時期によって水性がさらに重なったり、五行のバランスが水性に偏り過ぎる時は注意が必要です。
水性が強過ぎる時は、相剋関係にある「土の気」を使いましょう。大量の水の流れを、大地や山の土で堰き止めるイメージです。
参考ページ
トキハ式・星と天干の90の物語(#0):ナビページ
トキハ式・星と天干の90の物語(#1):九星気学の基本
トキハ式・星と天干の90の物語(#2):天干の基本(前編)
トキハ式・星と天干の90の物語(#3):天干の基本(後編)
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次回予告 ...
#14 「≪まとめ≫ 一白水星 × 天干」
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(月・水・金曜日に更新予定です)
