#35 三碧木星 × 癸
| 九星気学の本命星 | 三碧木星 |
| 日干 | 癸（みずのと） |
| 日干支 | 癸酉、癸未、癸巳、癸卯、癸丑、癸亥 |
基本的な性格
三碧木星 × 癸の人は、三碧の軽やかさ・素直さ・行動力の上に、癸（恵みの雨）の「静かな持久力」と「緻密な感性」が重なるタイプです。外面は明るく、柔らかく、人当たりのよい雰囲気をまとっていますが、内側には一本のぶれない芯が通っています。
自分が心から納得したこと、譲れない信念に関しては、どれだけ時間がかかっても着実に前へ進む──そんな意志の強さが特徴です。
癸は「雨」「霧」「しとしとと降る水」を象徴し、派手さこそありませんが、確実に物事を育てる力があります。この性質が三碧の素直な行動力と思いきり良さと結びつくことで、華々しさよりも「実質的な成長」を求める人物になります。コツコツと積み重ねる努力を厭わず、悪路であっても歩みを止めないタフさを持ち、苦労を苦労と感じにくいのも大きな強みです。
また、この組み合わせは「文句を言わずにやり抜く姿」が周囲の評価につながりやすい傾向があります。現実的で落ち着いた判断力があり、感情的に揺れにくいため、頼りがいのある印象を与えるでしょう。
特に人間関係では、口数は多くなくても誠実で、信頼を裏切らないタイプとして愛されます。
ただし、癸の繊細さゆえに、心の内側でため込みやすく、頑張りすぎてしまうところもあります。真面目さが行きすぎると、自分ではなく「やるべきこと」を優先しすぎて疲れを見落としてしまうことも。時には流れに身を任せたり、誰かに頼ったりすることで、よりバランスの良い性格が生きてきます。
総じて、三碧木星 × 癸の人は「静かに、しかし確実に進む強さ」を秘めた、着実で信頼性の高い人物です。
基本的な運勢
三碧木星 × 癸の人の運勢は、「積み上げる力」「持久力が実を結ぶ」「静かな飛躍」というテーマで語られます。
若い頃は三碧らしい好奇心と行動力が前に出ますが、歳を重ねるごとに癸の持つ継続力や集中力が花開き、長期的な成功を手にするパターンが多いのが特徴です。
運勢の流れとしては、コツコツと続けてきたことがある日を境に一気に評価される、または信頼が積み重なり、大きなチャンスとして返ってくる──そんな「遅咲きの開花」がしばしば見られます。
癸の象意である「静かに染み渡る水」が、長い年月をかけて大地に養分を蓄えるように、努力が後で大きな実りとなって戻ってくるのです。
仕事運では、短期勝負より長期戦に強く、研究・専門職・職人的な仕事・教育・ライティングなど、積み上げ型の分野で力を発揮します。派手な成功よりも「信頼される立場」を築くことが得意で、気づけば周囲から重要な役割を任されることも増えていきます。
対人運では、三碧の素直さと癸の優しさが相まって、誠実な関係を好みます。約束を守り、時間をかけて信頼を育てるタイプのため、一度築いた縁は非常に長く続きます。ただし、自分の限界を超えてまで尽くしすぎる傾向もあるので、無理をすると運勢の流れが滞りやすくなります。休息と自己ケアが運勢の安定に欠かせません。
人生全体を通しては、「細かな努力が積み重なり、後半で一気に花開く」タイプ。大器晩成型といえます。派手な運気の波ではなく、静かで堅実な運気が続き、確実に自分の基盤を育てていきます。最終的には、そのぶれない姿勢と真摯な努力が、周囲からの深い信頼と大きな成果を呼び込みます。
三碧木星 × 癸の著名人
- 佐々木希
- 玉城ティナ
- 窪田正孝
- 瀬戸康史
- 石原良純
- 加賀まりこ
- イ・ビョンホン
※敬称略。Wiki調べ。
誤りがありましたらご指摘いただけますと幸いです。
参考ページ
トキハ式・星と天干の90の物語（#0）：ナビページ
トキハ式・星と天干の90の物語（#1）：九星気学の基本
トキハ式・星と天干の90の物語（#2）：天干の基本（前編）
トキハ式・星と天干の90の物語（#3）：天干の基本（後編）
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#36 「≪まとめ≫ 三碧木星 × 天干」
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（月・水・金曜日に更新予定です）